三現主義(現場・現物・現実)

三現主義の「三現」とは、「現場」「現物」「現実」の3つを意味します。

トヨタ自動車を創設した豊田喜一郎氏は、「現場で考え研究せよ」という名言を残したとされています。

三現主義を正しく実践するには条件があります。

その一つは、その道の「プロ」の目で見ることが必要!ということです。 経験、知識、洞察力のない「素人」では、複雑化した工場の現場や、しくみを正しく見ることはできません。熟練者のいない、素人集団化した工場では、一向に不良の因果関係が正しく解明されず、再発防止策は講じられません。

三現主義は、その道のプロの目で以下の確認を行うことを基本とします。

  ■現場:現場に足を運び、場の状況(人、機械、環境)を確認する。

  ■現物:現物を手に取り、物(材料、仕掛品、完成品)を確認する。

  ■現実:現実をデータや結果(稼働率、不良率、在庫数、不良数)を確認する。


企業は、三現主義を放棄して、生産活動やサービスの提供、および改善活動を行うことはできません。生産活動の基本、出発点は事実を基にして実施されなければなりません。

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