リスクアセスメントのR-MAPを取り入れたFMEA評価法です。 RPN法と異なり、発生頻度と危害の程度をリスクの大きさA,B,Cランクに分類する方法を取っています。そのABCランクと発生頻度のレベル3段階をさらにマトリクスにして、総合判定を行います。 この評価法は、市場におけるリスクの程度を正しく評価できるという点で、優れた手法といえます。リスクアセスメントについての詳しい解説はここでは省略します。
R-Map(Risk Map:リスクマップ)とは、縦軸に「発生頻度」、横軸に「危害の程度」のマトリックスを使用して、リスクの大きさを表現する日本科学技術連盟で開発された手法です。受入れられないリスク領域や安全領域をビジュアルに表現することが可能です。
このR-MAPに、FMEAの評価項目である「検出度」を加味し、総合評価する方法が図26のR-MAPによる評価表です。
R-MAPを使った評価表では、FMEAとリスクアセスメントを組み合わせて実施することで、リスクを定量化することが可能になります。
リスクアセスメントとは、リスクを定量化し査定(アセスメント)することで、医療、介護、 建設、化学、運送業界など様々な分野で実施されています。JISB9700:2013は機械類に関連するリスク分析及びその評価を系統的に実施するための一連の手順を規定しています。
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