1.設計FMEAの実施に先立ち、新規点変更点を明らかにする
設計を具体的に進める段階で、新規点・変更点に着目し、ベース設計と新設計の差を明確にし、なぜ採用したのか根拠を明確にします。 設計者は、ベースとなる基本設計部を基に、自らが採用した新規部品や新設計部品を組み合わせて設計を行います。(流用設計・アレンジ設計) 設計ミスのほとんどが、この新規点・変更点に関連した部分で発生します。
2.新規点・変更点リストの作成
新規点・変更点リストは、設計検討過程で新規点・変更点を漏らさずメモして検討漏れが発生しないように作成します。
変更した部分に心配点があっても、記録せずにそのまま設計を進めてしまうと試作段階や、製造段階で問題が発生し手戻りが生じます。また、最悪発見されずに市場で問題が顕在化します。
設計の根拠を明確にするため、また心配点を明らかにするために、設計検討の過程で、その都度作成することで検討漏れを防ぐ効果があります。
設計者は通常、いくつかの心配な項目は頭の中で考え、それを図面に表します。しかし、時間に追われている場合、ついつい「これは実績ある部品だから大丈夫」などとして設計を進めてしまいます。このようなことを防ぐために、設計過程を見える化する必要があり、何を変えた
のか?変えた根拠は何か?そこで取った回避策は何か?を書き留めること、これが設計を進める上での基本となります。
★FMEA/DRBFM 製造工程設計編
http://factorysupport-takasaki.com/article/472758800.html
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