ボトムアップ型設計

潜在する問題の未然防止策と、顕在化した問題の再発防止策とは考え方は全く異なります。

不具合事象から原因を追及して上流工程へフィードバックしていく方法(トップダウン型)は,次の新しい製品で似たような不具合を防ぐことは可能です。しかしまったく経験のない未知の不具合には対応できません。

未知の不具合を見つけ,対策するには,設計システムおよび設計者自身も、原因追及型(トップダウン)の設計から未然防止型のボトムアップ型設計の考え方への発想の転換が求められるのです。 

未知の問題の不具合事象を見つけ対策するには、設計システム(工程・手順・ツール)および設計者自身も原因追求型の設計(トップダウン型)から未然防止型の設計(ボトムアップ型)へ考え方を180度発想転換する必要があります。

例えば、製品の不具合の原因は何かを分析し、原因個所・部品不良等を突き止めるのではなく、もしこの部品が壊れたら、製品の故障に繋がらないだろうか?けがをしないだろうか?また、火災は発生しないだろうかと考え、設計を進めます。

製造段階においても、もしこの部品の加工ミスが原因で、どのような影響が出るだろうか?と考え、加工ミス防止対策を講ずること、これがボトムアップ型設計でありトラブル未然予防対策となるのです。

 FMEAは、ボトムアップ型設計を行うためのツールです。 


 攻めの設計手法を事例を交え具体的に解説したマニュアル 

 ★攻めの設計手法 設計ミス未然防止対策(PDF)

    http://factorysupport-takasaki.com/article/453232507.html  

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    http://factorysupport-takasaki.com/article/476455277.html

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