経営者は、「将来こうしたい、あのようになりたい」と思っても、実際それを実現するのは実務者であり、現場を一番よく知っている者の知恵を借りなければなりません。
まさにトップダウンの「方針」と、ボトムアップの「現場改革」がかみ合って初めて事業再構築が可能になると思います。
しかし、社内の現状を見ると日常業務が優先され、客先から厳しい品質、納期の要求を突き付けられると、そちらにどうしても目が行ってしまいます。
現場改革など口にも出せない状態の中、現状を打破できずに赤字体質から抜け出せない状況が続いています。
高崎ものづくり技術研究所ではこのような企業のための現場改革を支援しています。
プログラムは以下のようなものがありますが、実情によって優先順位を決めて取り組んでいく必要があります。
*モノと情報の滞留をなくし生産性向上・生産リードタイムを短縮する
*繰り返し発生する人的ミスをなくし、失敗コストを削減する
*得意分野の技術を使って新しい独自の商品を開発・販売する
*管理層、リーダー層、若手・中堅社員の業務改善を促進する
以上テーマが決まったら、改革は次の手順で実施していきます。
手順1:グループを作り、リーダーを決めます。
手順2:グループごとにテーマに沿った内容で現状把握を行います。
手順3:問題点を浮き彫りにし、対策案を立案します。
手順4:目標を設定し、対策案を実施に移し、効果を確認します。
以上を、PDCAを回しながら継続した活動を実施します。
その間にQC手法、トヨタ式問題解決手法、標準化・しくみ化手法などを学びます。
また、グループ活動によって、コミュニケーションの重要性を認識します。
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