設計品質を向上させたい

設計品質の考え方には、「攻め」と「守り」があります。 攻めの設計品質改善とは?守りの設計品質改善とは?一体何でしょうか?

「守り」の設計品質改善とは、評価テストや製造工程、あるいは最悪、市場で不具合が顕在化してから原因を究明し、設計システムを改善していく「認定」を主体とした手法のことです。 発生した不具合は速やかに原因の究明と対策を行い、二度とお客に迷惑を掛けない様、再発防止の活動を確実に行うことが重要です。しかし、「守り」の改善手法だけでは、真の再発防止(水平展開)が行われず、類似の不具合が繰り返し発生するという事例がしばしば見受けられます。

「攻め」の設計品質改善とは開発段階において製造からお客様の使用に至るまで不具合を定量的に評価し、対策することによって市場で発生させないように設計を進める「アセスメント手法」のことであり、今までの設計の考え方を180度発想転換が必要となります。

類似の不具合が繰り返し発生するということは、今までの「守り」の改善手法だけでは、市場の要求に応えられなくなっていることを示しています。 「攻め」の設計手法を取り入れていくことが必要になってきますが、同時に、「守り」の品質改善についても並行して実施して行くことが設計品質向上につながると考えられます。

では、攻めの設計のしくみ、攻めの設計手法を導入するには、何から手を付ければ良いでしょうか?


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